ママの子育ての部屋

我が子が「川崎病」にかかりました。まだ1歳半です。

クリスマスから正月明けまで大変な毎日を過ごしました。

無事,完治したようですが,定期的な診断はかかせません。

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妻から会社に電話がきました。昼頃です。たぶん川崎病ですぐ入院だそうです。入院! 川崎病!? すぐにインターネットで調べました。公害病ではなく,1967年に日赤の川崎先生が発表したため命名された病気だそうです。急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも。原因は不明で,この病気そのものの症状はそれほど重大ではないものの,血管(冠動脈)の後遺症が残ることもあり,これが原因で心筋梗塞を起こしてしまうことも稀にあるそうです。検索で最初にみたHPの子供は1ヶ月ほど入院していました。これは大変なことになる!!! 以下の症状のうち5つ以上あてはまると,川崎病と判断するそうです。

・5日以上続く高熱 ・手足の指の腫れ(後で指の皮がむけてきます) ・全身にできる赤い発疹 ・ウサギ目 ・イチゴ舌 ・首などのリンパ節の腫れ

このほかに,BCGの跡が赤くはれてくることが,この病気特有の症状だそうです。患者は4歳までの子供がほとんどで,年間に5千人,多い年は1万人以上も罹患するそうです。 会社が終わり,妻の実家で夕食をすまし,入院に必要な物を買って病院に行きました。感染症予防のため,病室には子供を入れられません。リョウを遊びの部屋に入れて看護婦さんに呼び出してもらいました。病室に入ると点滴を受けてぐったりしているワタルの姿。痛々しい。言葉を失う。ずっとだっこで何にも興味を示しません。おもちゃもお菓子も何も手に取りません。担当医の話では,主治医と担当医の治療方針が違うみたいです。担当医は一般的な川崎病の治療方法がいいと考えているような感じですが,主治医は独自の方針で治療しているそうです。治療方針は主治医から聞いてほしいとのことです。先生の治療内容が載っている会報誌を貸してもらいました。 子供病棟のベッドが小さいのでパパは添い寝ができません。ママに付き添ってもらいます。8時までずっとだっこして,それから帰りました。病院のロビーではミニコンサートをやっていました。そうか,今日はクリスマス。リョウの手を引いて病院を後にしました。帰宅して,お風呂に入って,洗濯して,リョウを寝かせて,それから先生の資料を何度も読みました。 川崎病の一般的な治療法は,γ−グロブリン(ガンマグロブリン)を大量に投与(点滴)することみたいです。これで血管の炎症をほとんど防ぐことができるそうです。γ−グロブリンは血液製剤なので,昔は非過熱処理で他の病気になることもあったそうですが,現在はそういうことはないそうです。風邪のひどい場合や肺炎などでも使用される薬だそうです。ただし,この治療法でも亡くなる子供がいて,ワタルの主治医の先生はいろいろ研究して,別の方法(ウリスタナチン(商品名ミラクリット)を投与する治療方法)で完治率の向上をめざしており,これまで何百人もの患者を見ているそうです。主治医と担当医の治療方針が違うということを不審に思っていたのですが,先生を信じるしかありません。